こんにちは。
風が強かったですが、台風の被害は大きくなくて何よりです。
また、明日から暑くなるようですね。
さて、
研修の続きです。
円覚寺(えんがくじ)での講話の後は、「鎌倉時代食」をいただきました。
少しだけ、ご紹介します。
武士のお膳、
当時は左手は使用せず、お箸を持てるようにとお箸を写真のように置いたそうです。
調味料 醤油味噌(左) 酢味噌(真ん中) 塩(右)です。
写真の醤油味噌は、大豆と大麦から麹を作り塩を入れて、1年以上熟成させた発酵調味料「ひしお」です。
見た目は味噌のようですが、風味は醤油に近いです。
鱠(なます)です。刺身の原形と言われています。
海老の右隣に茹でた生姜が、生姜の隣は大根です。
この時代は、まだ醤油が無かったので、わさび酢や生姜酢、塩などで食べていたそうです。
羹物(あつもの)です。今のお吸い物です。
高盛飯です。米の原種に近い赤米です。
このあと、茹物、焼物、油物、菓子が出ました。
菓子は、甘いものが貴重な時代、
杏、蕎麦団子(甘くない)、胡桃を蜂蜜につけていただきました。
貝塚から様々な物が出土されているそうです。
貝塚から出土されたものをDNA鑑定をし、
その時代の食のことを更に調査していいるのだそうです。
食文化の観点から歴史を学んでみたくなりました。