※一般に「揚げかまぼこ」は『さつま揚げ』とも呼ばれています。
茨城県の北端に位置している北茨城市平潟地区は、昔から底引き網漁業が盛んで、戦後、漁獲される雑魚を原料とした練り製品が作られてきました。
今では、原料を北洋で獲れるすけそうすり身を使用するようになり、いか巻き、ごぼう巻き、揚げボール、てんぷら等の揚げかまぼこを生産しています。
加工方法
揚げかまぼこの原料はすけそうたらでつくったすり身を使用します。これを解凍し、食塩、砂糖、小麦粉でんぷん、調味料等と共にサイレントカッター、石臼を併用して混合します。次に、摺りあがったすり身を成型機に入れますと、一定の形に成型されてコンベア上に出てきます。これを油ちょう機で揚げますが、最初は低い温度(145ºC前後)で揚げ、次に別の油ちょう機で少し高い温度(165ºC前後)で揚げると、黄金色の揚げかまぼことなります。次に、これを冷却機で冷却し、包装すると完成です。
中に入っている具で、いか巻き、ごぼう巻き、ウインナー巻き、かきあげ、野菜のてんぷら、カステラ等と種類が豊富です。
美味しい食べ方
さつま揚げのおいしい食べ方は、電子レンジで暖めるか、火に焙って、わさび醤油にて食べます。
また、バター焼きにして食べたり、煮物や野菜サラダに入れて食べもおいしいです。
包装の違い
ねり製品は普通包装(空気の入った包装方法)と真空包装(空気を抜いた包装方法)があり、一般的に真空包装製品は包装後40分程度の加熱殺菌を行うため、家庭用冷蔵庫の冷蔵で1ヶ月程度品質に変わりはありませんが、普通包装の場合には1週間程度で食べきってください。